後生動物の中で歯にエナメル質を持つ生物は、硬骨魚類、両生類、爬虫類、哺乳類である(軟骨魚類はエナメロイド)。研究者達の調査により、人間と人間以外の哺乳類のエナメル質との間に違いはほとんど無いということが示された。エナメル質の構造にほとんど違いはなく、エナメル器やエナメル芽細胞もヒトと同様に存在する[45]。哺乳類間でのエナメル質の相違はわずかであるが重要である。形態、数、歯のタイプなどの点において確かな違いが存在する。
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イヌは、唾液中のpHが人間に比べ非常に高いため、歯の脱灰を防ぎ再石灰化を促進させるので、人間に比べて虫歯になりにくい。外傷などにより歯が破折した時やう蝕になった場合、人間と同じように歯に修復物を詰めて治療することができる。人間の歯と似ているため、イヌのエナメル質もテトラサイクリンによって着色される。したがって、若いイヌにテトラサイクリンが処方される場合、その危険性を説明しなければならない。また、人間同様エナメル質形成不全が発生する可能性もある。
ネズミ目のエナメル質の構造はヒト、サル、イヌ、ブタなどと異なる。ウマでは、エナメル質と象牙質がかみ合っているが、これは強さを高め、摩耗を減らす働きがある。